多くのパラドクスがそうであるように、このパラドクスも「時間的現象」を無時間モデルに適用することによって背理となっている。
時間というファクターを入れるとパラドクスは解消する。
私たちが問題を立ててそれに解答するというのは「問題を解決できることが暗黙裏にはわかっているが明示的にはわかっていない」という時間的現象なのである。

時間は偉大だ。