「そうすれば、話し方は自然と違ってきます。自分のことを話しているときには、緊張して、つっかえたりしていたのが、他人のことについてだと、のびのびと話せる。話している人が楽になれば、聞き手も楽になれる。

すごく大切なことのような気がする。そして誰かのことを話す、ということは、どこまで行っても自分のことを話していて、それで良いのだと思う。

「最近は皆それぞれ忙しく、おまえのように結婚したり引っ越したりしたものもいるけれど、それでも俺たちは、もっとこまめに連絡を取り合い、語り合い、笑い合わなければいけない。」
わたしは、「まったくそのとおりだ。」と返事をして、近いうちにみんなで会う約束をしてから電話を切った。
切ったあとに、ふと、『人ひとりいなくなったあとでしか、そんな大事なことに気付けないなんて、俺たちはバカだなぁ』と思った。

あぁ。みんなに連絡してみよう。

私は、自分が面白いことをいいだす訳ではないんですね。面白いものを見つけてくるタイプなんだなあと思います。だから、しゃべってそんなに面白いわけじゃないんだと思う。

面白いことを見つけるだけでなく、それを発信(共有?)されている。しかも伝わる表現で。

「気持ちシミュレーション能力」みたいなので、基本的能力がきまっちゃうことがあって、それが弱いと、どんなに営業スキル、デザインスキルを積んでも、「気持ちシミュレーション能力」の高い素人に負けちゃうことが多いんですよね。ここで「気持ちシミュレーション」と言っているのは、ようは、この記事の後ろの方で説明しているような能力のことです。

そういうスキルはありますよね。あとはパブリックな状況とプライベートな状況では、またちょっと違うんではないかスキルの細分化があるんではないか、という気もあります。あ、その「気持ちシミュレーション能力」を有効に活用するためにはパブリックとプライベート(相手との距離?)で分けることが大切かもしれないなぁ。たぶん無意識的に。

# taic2223 『「ウェブ進化論」たった今、読了しました。なんとなくもやもやしていたものに、少し明るさが差してきたようです。私は、梅田氏より5歳年長のただのおじさんですが、「google earth」の意味するところがやっとわかりかけてきた気がします。若い人であれば感性や体で覚えることを、本にして読めるのは、私たちの世代にとってはありがたいことです。久しぶりに知的に興奮することのできるいい本だと思いました。』

なるほど。